パソコンが壊れまして。アップロードが遅くなりましたが、エストニアの首都、タリンに旅行してきました。

タリンの特に旧市街地は世界遺産にも登録されている街で、中世の雰囲気を残した街がとても美しく、またヘルシンキからはフェリーで2時間と、フィンランド人にとってはとってもお手軽で人気スポットなんです。数年前までは物価も安かったので、週末にはお酒をたらふく飲んで、更に大量に買って帰るフィンランド人がよく見られましたが、残念ながら今はそれほど物価の差は無くなってしまいました。

今回の旅行は、私とVesaの二人旅。Aarneはおじいちゃんちでお留守番。ゆっくり楽しませていただきました。

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私にとってのタリンの魅力は、新旧の顔を併せ持つところ。上の写真はまさに旧。街の真ん中にあって、けれどもう何年も人が住んでいないまま、ただ佇む様子がいとおしい感じすらします。

そして同じように魅力的なのが、下の写真のようにモダンな建物も楽しめるところ。写真はKUMU美術館の中です。

飛行機の旅と違って、出入国もなんとなく手軽な船の旅、タリン。ヘルシンキに来たらこちらもオススメです。

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最後に、黄色のトンネルの向こうに見えるのは、私Katiです。今回の写真、Vesaのケータイで撮ったもの。ということで、画質がちょっと悪いですが、ご容赦を!

フィンランドには、Mannerheim League(マナーハイム・リーグ)という有名なNGO子供福祉団体があります。

毎週水曜日、沢山の子連れファミリーが利用するカフェもこのMannerheim Leagueが運営しています。

この団体は、介護が必要な子供を持つ家庭を支援したり、電話相談を受け付けたり、という公共色が強いサービスから、安い値段で食べ物と飲み物を提供して、気軽にファミリーが集えるカフェを運営したり、と、身近なサービスまで行っているのがいいんです。

実際に、大統領夫妻の支援を受け、公的機関や民間団体と協力して運営されています。やっぱりフィンランドは子育て支援がしっかりした国ですよね。

もちろん、このブログの筆者、Kati一家もよくこのカフェを利用しています。

フィンランドでは、妊娠中に食べてはいけないものと必要なものが、お医者さんから明確に伝えられます。

結構お国柄が出ますね。

食べてはいけないもの。

  • 生魚
  • 肝臓
  • 一部の魚(バルト海の高い水銀濃度のため)
  • 非殺菌牛乳製品
  • 外国産の冷凍ラズベリー
  • 生肉
  • ある種のきのこ
  • アルコール
  • ハーブティ
  • 海草
  • コーヒー
  • 栄養飲料
  • 塩分(多量)

必要なもの

  • ビタミンD (フィンランドの冬は非常に暗いので、冬にはビタミンDを取る必要があります。また妊婦だけでなく、鉄分やカルシウムの補給も必要です。)

ということは・・・

もちろん、妊婦はお寿司は食べられません。海草サラダもです。理由は、フィンランドでは新鮮な生魚を手に入れることが難しく、寄生虫の心配もあるからだとか。(もともと刺身は食べませんしね。)

このことは、割と皆知っているので、妊婦さんがフィンランドに旅行して、マーケットでお寿司を食べたりしていたら、絶対止められるでしょう。フィンランドのサーモン寿司は安くて美味しいんだけどな。

ま、妊婦は海外では刺身を食べないのが無難か・・・。

フィンランドではマタニティーパッケージなるものが国からのプレゼントとして届けられます。

中身は基本的なベビーウェアや雑貨。ベビーウェアと一言で言っても、肌着からアウター、靴下まで本当に一式揃っています。雑貨も、ちょっとしたおもちゃからオムツや体温計、クリームや母乳パッドなど、本当にこのパッケージさえあれば、安心してベビーを迎えられるという優れもの。

フィンランド人は、生まれるときから社会に手厚く保護されるのだ、と感じます。

もちろん、このパッケージを断ることもできます。その場合は代わりに140ユーロが貰えます。でも中身の価値は140ユーロ以上。既に準備できている人以外は、受け取る家族が多いようです。

日本で同じような施策があったら、デフォルトで2万円欲しい。パッケージは欲しい人だけ頼めばいい、という意見がでるかもしれません。良い物ならば、皆と同じだって構わない。という国民性もあるかも?

フィンランドでは、結婚記念日にはジュエリーや花などを贈ります。またレストランでディナーを楽しむのも一般的です。

25年目にはSilver Wedding Day、50年目はGold Wedding Dayがあって、日本の銀婚式、金婚式と同じですね。でもフィンランドには60年目のDiamond Wedding Dayがあて、SilverやGoldと同じようにちゃんとお祝いします。

他にも1年目はPapper Wedding day, そしてCotton, Leather, Ceramics, Tree, Suger, Woolと1年ごとに続いています。このPapperから始まる1年毎の記念日は、欧米などで広く用いられているもののようですが、途中の名前は地域によって色々違うようです。

フィンランドでも25年目、50年目、60年目以外は特別なお祝いをしないようですが、カティさんいわく、「1年目は紙で作ったプレゼントを、2年目はコットンで、そしてダイヤモンドを手に入れるには60年一緒に過ごさなくてはね。」だそうです。

思わず、身の程わきまえず、10年ごときでスィートテンをねだろうと思っていたわが身を反省・・・。

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